結論、オウンドメディア外注は「費用」だけで判断すると失敗します。重要なのは、戦略設計からコンバージョン導線まで設計できる会社を選べるかどうかです。
オウンドメディアが伸びず、運用代行や制作会社を検討しているものの、「外注費用はいくらが妥当か」「SEO対策だけで成果は出るのか」と迷っているかたに向けて、これまで100社以上の相談を受けてきたシェイプウィンが、プロのPR視点から、外注の業務範囲・費用相場・会社タイプ別の違い・失敗しない選び方を解説します。
オウンドメディア外注・コンサルとは

オウンドメディア外注とは「記事制作の委託」ではなく、「成果から逆算して戦略設計・運用まで任せること」を指します。
自社ブログが伸びず、運営が止まっている場合、原因は“執筆力”よりも“設計力”にあるケースが少なくありません。内製運用はスピード感や事業理解の深さが強みですが、戦略設計やSEO、KPI管理まで担える人材が社内にいないと形骸化しやすいのが実情です。
一方、外注・コンサルは第三者視点で競合分析や市場分析を行い、コンバージョン導線まで設計できる点が強みです。
オウンドメディアを外注した方がいいパターン
• 内製で記事を書いているが成果が出ていない
• 以前外注したがPV止まりで終わった
• 広報・PRと連動させてブランド価値を高めたい
• 編集者やSEO責任者が社内にいない
オウンドメディアは「会社の顔」です。SEO記事だけを量産すると安価な印象を与え、ブランディングを損なう可能性もあります。だからこそ、戦略設計から伴走できる外注・コンサルの活用が重要になります。
オウンドメディア外注で依頼できる業務範囲
結論、外注で依頼できる範囲は「戦略」から「改善運用」まで幅広く、どこまで任せるかで成果が変わります。単なるライター外注と、コンサル型外注では支援内容が大きく異なります。
・外注の観点
内部に編集者がいるのであれば、ライター、キーワードの知見を外注
内部にいない場合は、丸ごと外注する方がいい。
手足となって動いてもらうのか、知見・頭脳の部分でサポートが必要なのか
- 戦略設計・KPI設計
• 目的整理(リード獲得/採用/ブランディングなど)
• ペルソナ設計
• 競合分析
• 短期・中長期KPI設計
ここを省くと、PVは増えてもコンバージョンにつながらないケースが多くなります。 - コンテンツ企画・編集
• キーワード戦略設計
• 検索意図の整理
• コンテンツマップ作成
• 編集体制構築
検索上位化だけでなく、ブランド想起を狙うテーマ設計が重要です。 - 記事制作・SEO対策
• SEO記事制作
• 取材・専門記事制作
• E-E-A-T強化施策
• 内部リンク最適化
単価だけで選ぶと、ネット情報の寄せ集めになりやすく、差別化できません。 - 効果測定・改善運用
• 順位分析
• リライト
• コンバージョン率改善
• レポーティング
オウンドメディアは短期施策ではありません。一般的に成果が安定するまでには6ヶ月〜1年以上かかります。だからこそ、戦略設計から改善まで一貫して伴走できる体制が、最終的な成果を左右します。
SNS外注(インスタ等)との違い
SNS外注とオウンドメディア外注は目的が異なります。SNS運用は投稿制作や運用代行が中心で、短期的な接触や拡散に強みがあります。一方、オウンドメディアは検索流入を積み上げ、長期的な資産を構築する施策です。
SNSは投稿が流れると効果が薄れますが、オウンドメディアは上位表示され続ければ継続的にリードを獲得できます。
理想は両者を分断せず、記事をSNSで拡散し、SNSから記事へ送客する設計です。単体運用ではなく、全体戦略として設計することが成果最大化につながります。
オウンドメディア外注の代表的な会社
ではここから、実際にオウンドメディアを外注する上でおすすめの会社を紹介していきます。
BtoB向け
NYLE

特徴:SEOコンサルティングを軸に、コンテンツ制作・広告運用・データ解析まで支援。
向いている企業:検索流入を安定的に増やし、資料請求や問い合わせ数を伸ばしたい企業。
THE MOLTS

特徴:戦略立案から実行、インハウス化支援まで対応。BtoBマーケティング支援に強みを持つ。
向いている企業:将来的に内製化も視野に入れつつ、まずは戦略設計を整えたい企業。
XINOBIX

特徴:SEO設計と記事制作に特化。検索順位向上と流入最大化にフォーカスした支援が中心。
向いている企業:SEO経由で商談創出を狙う企業。
シェイプウィン

特徴:SEOだけでなくPR視点でオウンドメディアを戦略的に設計ができる、戦略企画とメディアリレーションを得意とするPRマーケティング・コンサルティング会社。検索流入に加え、指名検索増加・被リンク獲得・信頼構築まで見据えた支援が強み。マスメディア出身ライターや専門性の高い執筆陣をアサイン可能。大手のブランディングコンテンツ実績も多く、企業向け、一般消費者向けの両方のオウンドメディアにも対応。
向いている企業:最終的に自社の認知度を高めるPRを連動させたい企業。リード獲得とブランド価値向上を同時に狙いたいBtoB企業。
BtoC向け
W-ENDLESS

特徴:SEO×CV導線設計に強み。美容・金融などBtoC領域の実績が豊富。
向いている企業:検索流入から直接売上につなげたいBtoC企業。
ルーシー(バズ部)
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特徴:SEO上位表示とユーザー共感を両立するコンテンツ制作が強み。400社以上の支援実績。
向いている企業:コンテンツ品質とファン化を重視する企業。
cone-c-slide

特徴:メディア運営ノウハウが豊富で、読み物としての質を重視。ブランドイメージを保ちながら運営可能。
向いている企業:世界観やブランドトーンを大切にしたい企業。
シェイプウィン

特徴:SEOだけでなくPR視点でオウンドメディアを戦略的に設計ができる、戦略企画とメディアリレーションを得意とするPRマーケティング・コンサルティング会社。検索流入に加え、指名検索増加・被リンク獲得・信頼構築まで見据えた支援が強み。マスメディア出身ライターや専門性の高い執筆陣をアサイン可能。大手のブランディングコンテンツ実績も多く、企業向け、一般消費者向けの両方のオウンドメディアにも対応。
向いている企業:検索施策とPRを連動させたい企業。売上拡大と同時にブランドを育てたいBtoC企業。
オウンドメディア外注の費用相場
次に、オウンドメディアを外注した際の費用相場を解説します。
| 項目 | 費用目安 | 主な内容 | 補足・注意点 |
| 初期設計費用 | 10万〜50万円 | 目的整理、KPI設計、ペルソナ設定、競合分析、コンテンツ方針策定 | ここを省くと成果が出ないケースが多い |
| 記事制作費用(SEO記事) | 1記事あたり3万〜10万円 | 記事企画、構成作成、執筆、編集、基本的なSEO対策 | 専門性・取材有無で価格差が出る |
| 記事制作費用(専門・取材記事) | 1記事あたり10万〜20万円 | インタビュー、一次情報を含む記事制作 | E-E-A-T強化に有効 |
| 月額運用代行(ライト) | 月額10万〜30万円 | 編集管理、簡易改善、進行管理 | 記事数が少ない場合向け |
| 月額運用代行(スタンダード) | 月額30万〜70万円 | 編集体制構築、SEO改善、効果測定、レポート | 一般的な運用代行の主流 |
| 月額運用代行(フルサポート) | 月額70万円〜 | 戦略見直し、改善施策、PR連動施策 | 中長期で成果を狙う企業向け |
| SNS外注(Instagram等) | 月額5万〜30万円 | 投稿制作、運用代行、簡易分析 | オウンドメディアとは目的が異なる |
| オウンドメディア×SNS連携 | 月額20万〜50万円 | 記事拡散、導線設計、相互送客 | 単体運用より成果が出やすい |
初期設計費用の目安
初期設計費用の目安は150万円程度です。この費用には、戦略立案、サイト構成設計、デザイン制作、コーディング、CMSやインフラ導入が含まれます。単なるサイト制作費ではなく、検索戦略とコンバージョン導線まで設計する費用です。
なぜこの金額がかかるのかというと、オウンドメディアは「公開してから改善するもの」ではなく、「設計段階で勝敗が決まる施策」だからです。ターゲット設定、キーワード設計、CV導線設計が曖昧なまま公開すると、流入は増えても問い合わせにつながらない状態になります。その場合、再設計や改修が必要になり、結果的に追加費用が発生します。
初期設計は今後1年以上成果を生み出す土台です。費用を抑えるよりも、戦略精度を優先することが投資対効果を高める近道です。
記事制作費用の目安
記事制作費用の目安は1記事あたり3万円〜8万円程度です。この価格差は文字数ではなく、専門性と体制の違いによって生まれます。
専門知識が必要な分野や取材を含む記事は工数が増えるため単価は上がります。一方で単価が極端に安い記事は、既存情報のまとめになりやすく、検索順位が上がってもコンバージョンにつながらないケースがあります。
特にBtoBや高単価商材では、読者の不安や疑問をどこまで具体的に言語化できるかが成果を左右します。そのため重要なのは「誰が書くのか」です。業界理解のあるライターや、編集体制が整っている会社かどうかを確認することが外注成功のポイントです。
月額運用代行費用の目安
月額運用代行費用の目安は20万円〜です。本格的に運用体制を構築する場合は30万円以上が一般的です。
戦略企画のみを依頼する場合は月額20万円程度から可能です。編集管理や改善運用まで含む場合は、月額30万円以上に加え、記事制作費やインフラ費が発生します。
オウンドメディアは短期施策ではありません。成果が安定するまでには6ヶ月から1年以上かかることが一般的です。順位や流入だけを追うのではなく、コンバージョンや商談数まで設計できる体制が必要です。
失敗しないオウンドメディア外注先の選び方チェックリスト

オウンドメディア外注で最も多い失敗は、「制作会社を選んだはずなのに、戦略パートナーを選べていなかった」というケースです。費用や記事単価だけで比較すると、成果につながらない施策に時間と予算を投下してしまいます。
ここでは、外注先を選ぶ際に必ず確認すべきポイントを整理します。順位や流入ではなく、最終的なコンバージョンや事業成果につなげるためのチェックリストです。
| チェック項目 | 確認すべきポイント | 満たしていない場合のリスク |
|---|---|---|
| 戦略設計から関与してくれるか | 目的設定、ターゲット設計、KPI設計、導線設計まで一貫して関与するか | 記事制作が目的化し、部分最適で終わる |
| 成果指標が明確か | 順位・PVだけでなく、商談・問い合わせなど最終成果まで定義されているか。時間軸(6ヶ月・1年など)も設定されているか | 順位が目的になり、コンバージョンにつながらない |
| 事業・PR理解があるか | 自社の事業モデルや顧客心理を理解し、ブランド視点でテーマ設計できるか | 用語集やSEO記事だけが増え、安価な印象になる |
| 実績が開示されているか | 具体的な成果数値、担当者の実績、業界経験、ライターの専門性が明確か | テクニック重視の記事になり、差別化できない |
①戦略設計から関与してくれるか
外注先を選ぶ際に最初に確認すべきなのは、記事制作からではなく「戦略設計」から関与してくれるかどうかです。キーワード選定や記事構成だけを請け負う会社では、部分最適になりやすく、事業成果につながりにくくなります。
オウンドメディアは、目的設定、ターゲット設計、KPI設計、導線設計まで一貫して設計されて初めて機能します。内製で方向性が定まっていない場合ほど、戦略段階から伴走できる会社を選ぶべきです。戦略を持たない記事量産は、時間と予算の消耗につながります。
②成果指標が明確か
成果指標が曖昧な外注は失敗しやすくなります。順位を上げたいのか、問い合わせを増やしたいのか、指名検索を伸ばしたいのかによって、設計は大きく変わります。
成果には時間軸の設定も必要です。例えば「1位を取りたい」という目標であれば、6ヶ月で狙うのか、1年かけるのかで施策は変わります。オウンドメディアは一般的に1年以上かけて成果を積み上げる施策です。短期目標と中長期目標を分けて設計できないと、順位が目的化し、本来のコンバージョンや商談獲得が後回しになります。
今行っている施策が正しいのかを判断できる指標設計があるかどうかが、外注成功の分かれ目です。
③自社事業への理解があり、ストーリーテリング記事が書けるか
SEOだけを重視すると、アクセスは集まっても売上につながらないメディアになります。例えば、「〇〇とは」という用語集コンテンツだとSEO面では記事の上位化は狙いやすいですが、アクセスを集中させたところでそこからコンバージョンにつながりません。そういったコンテンツは、AIだけでも作成することができてしまいます。
オウンドメディアは会社の顔です。簡易的なSEO記事だけが並んでしまうと、ブランド価値が伝わらず、安価な印象を与えることもあります。検索上位化を目的にするのではなく、ブランド信頼構築や行動変容まで設計できるかが重要です。
PR視点を持つ会社であれば、教育記事やストーリーテリング記事を組み合わせ、単調にならないメディア設計が可能になります。
例えば、シェイプウィンでは、美容領域であれば実際のターゲット層に近いライターをアサインし、BtoB領域ではその業界に精通したライターを起用します。マスメディア出身のライターも在籍しており、SEOだけに依存しない、行動変容を促すようなストーリーテリング設計をすることを大切にしています。こうした体制があるかどうかが、記事の質と成果を大きく左右します。
④実績が開示されているか
外注先の実績は必ず確認すべきポイントです。会社としての実績だけでなく、担当者の経験や業界知識も重要です。SEOやキーワードのテクニックだけでなく、最終的にコンバージョンへ導けるかどうかが問われます。
ライターのバックグラウンドも確認が必要です。単価だけで比較すると、ネット上の情報をまとめるだけの記事になりやすく、長期的な成果につながりません。どのような専門性を持つライターが在籍しているのかが品質を左右します。
オウンドメディア外注の成功事例

シェイプウィンでは、SEO順位の獲得だけを目的にせず、PR視点でテーマを設計し、信頼構築や指名検索につながるメディアづくりを重視しています。
オウンドメディアを一時的な集客施策ではなく、中長期で事業価値を高める「資産」として育てることが重要です。最後に、実際にシェイプウィンで支援したオウンドメディアの成功事例を紹介します。
事例1:大手美容外科|1年以内に80件以上の高単価コンバージョンを創出
大手美容外科のオウンドメディアをゼロから立ち上げ、1年以内に80件以上のコンバージョンを創出した事例です。
成果の要因は、単なるSEO対策ではなく、消費者インサイトを深く捉えた設計にあります。担当コンサルタント自身が美容・整形領域に精通しており、ユーザーが抱える「不信感」や「不安」を具体的に言語化しました。検索意図に応えるSEO記事だけでなく、教育記事やストーリーテリング記事を組み合わせることで、信頼を醸成し、最終的にファン化につながる導線を構築しました。
順位獲得をゴールにせず、行動変容まで設計したことが高単価商材でも成果を出せた理由です。
事例2:ガジェットブランド|ビッグキーワード6語を半年で5位以内へ
ビッグキーワードや関連ミドルワードが20位以降に停滞している状態から支援した事例です。
目的は単なる順位改善ではありません。そのジャンルを検索したときに、ブランド名が想起される状態を作ることでした。スマホケースを調べた際にどのブランドが上がってくるかは、認知と売上に直結します。
6つのビッグキーワードを6ヶ月で全て5位以内に改善。さらに、PR施策と連動させ、メディア露出は200件以上を獲得しました。似通った記事が量産されやすいジャンルであるため、実際に製品を使用したライターを起用し、差別化ポイントと製品の魅力を具体化しました。
SEOだけでなく外部施策まで組み合わせたことが、検索順位とブランド想起の両立につながりました。
事例3:BtoB素材メーカー|専門性を活かし認知拡大と高エンゲージメントを実現
業界シェアは高いものの、企業名の認知度が低い素材メーカー様を支援した事例です。他業界への認知拡大を目的にオウンドメディア施策を開始しました。
専門性が高い分野であるため、内容をいかに噛み砕いて伝えるかが課題でした。そこでサイエンスライターをアサインし、難解な技術内容を分かりやすく解説。さらに、最終製品の開発経験者や元企画担当者など、事業理解の深いライターを起用しました。
また、マスメディアの編集長経験者を起用し、独自視点の記事を制作。公式アカウントでの発信では60以上のリポストを獲得し、高いエンゲージメントを記録しました。
BtoB領域でも、教育コンテンツとPR視点を組み合わせることで、専門性と拡散力を両立できることを証明した事例です。
オウンドメディア外注に関するよくある質問
オウンドメディアの外注費用はいくらですか
初期構築を含む場合は150万円程度、月額運用は20万円〜が目安です。戦略設計から運用まで含める場合は月額30万円以上が一般的です。記事制作費は1記事3万円〜8万円程度が相場です。
どれくらいの期間で成果が出ますか
一般的には6ヶ月〜1年が目安です。競合状況やキーワード難易度によって異なりますが、短期施策ではなく中長期で成果を積み上げる施策と考える必要があります。
丸投げは可能ですか
実務面の代行は可能ですが、完全な丸投げは推奨できません。事業理解や方向性の共有がなければ、成果につながる設計が難しくなるため、定期的な情報共有は必要です。
オウンドメディアの問題点は何ですか
成果が出るまでに時間がかかること、戦略設計が曖昧だとコンバージョンにつながらないことが主な課題です。順位やPVが目的化すると、事業成果と乖離するリスクがあります。
まとめ:オウンドメディア外注で失敗したくない方へ

オウンドメディア外注を検討する背景には、成果が出ない焦りや、社内リソースの限界があるはずです。しかし、失敗の多くは運用の問題ではなく、設計段階でのズレや期待値の誤認から生まれます。費用や記事単価だけで判断すると、本来得られるはずの成果を取り逃してしまいます。
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