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プレスリリース配信サービスサイトの違いとは?——代表的なメディア3つ(PRTIMES、@Press、共同通信PRワイヤー)を徹底比較!

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広報PR活動において、プレスリリース(報道発表資料)の作成、配信は必須事項です。しかし、プレスリリースを書いて自社のホームページに掲載したり、SNSに投稿したりするだけではメディアの目に触れることは難しいでしょう。

では、どうすれば自社のプレスリリースが記者の目に留まり、取り上げてもらったり、問い合わせにつなげることができるのでしょう?

企業の広報担当なら一度は目にしたことがあるかもしれませんが、一般的には”プレスリリース配信サービスサイト”(PRワイヤー)がプレスリリース配信に使われています。

しかし、どの配信サイトを使えば効率的なのか? メディア露出につながるのか? 何が違うの? など、疑問は尽きません。

今回は、プレスリリース配信サービスサイトの中でも特に知名度の高い3つを比較していきます。

「いざプレスリリースを書いたけど、どう世に出していけばいいかわからない・・・」

「プレスリリース配信サイトがたくさんあって選べない!」

「今のプレスリリース配信サイト、いまいち効果があるように感じられないけどこのままで本当にいいのかな・・・?」

など、新任広報PRパーソンから改めてプレスリリース配信サービスを比較検討したい方まで、その疑問に幅広くお答えしていきます。

そもそも、プレスリリース配信サービスとは?

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プレスリリース配信サービスとは、メディアに向けて自社の情報を発信するプレスリリースをWeb上で投稿出来るサービスのことです。また、企業に代わって記者や編集者などメディア担当者に対して、メールやFAXでプレスリリースを配信します。

プレスリリースを通じてメディアに取り上げられたい企業とメディア担当者をWeb上でつなぎ、メディア担当者の記者や編集者はプレスリリース配信サイトに投稿された(または、配信された)プレスリリースから企業に問い合わせをしたり、記事を書いたりします。

プレスリリース配信サービスサイトでは、基本的に下記のようなサポートをしてくれます。

・サービスサイト上での掲載
 ・メディアへのプレスリリース配信代行
 ・提携しているメディアにプレスリリース記事を転載

では、自社に合ったサービスを見つけるためには、どのような観点で探せばよいのでしょうか。

プレスリリース配信サービスサイトの選び方

プレスリリース配信サービスサイトの違いとは?——代表的なメディア3つ(PRTIMES、@Press、共同通信PRワイヤー)を徹底比較!

まず、最初にお伝えしておくと、特に大手のプレスリリース配信サイトは似たようなサービスを展開しています。
しかしその中でも以下のような違いがありますので、自社の広報PR戦略に沿ったメディアを選定すると良いでしょう。

1. 提携しているメディア数

プレスリリース配信サービスによって提携しているメディアの数や種類は異なります。
「メディア提携数が多ければ多いほど良い」という訳ではなく、配信サイト毎に得意としている領域が異なりますので、自社の事業内容や業界と親和性の高いメディアと多く提携しているサービスを選ぶのが一番効果的だと言えます。

2. 価格・プランの種類

1本の配信価格は大体30,000円程度です。
配信プランは、基本的には以下の三つに分けられます。
・1配信ごとに料金を支払う従量課金プラン
・「チケットプラン」などと呼ばれ、単発配信よりも少しお得に配信できるプラン
・月額または年間固定料金で配信し放題*の定額プラン

*所定の規約有り。
価格もプランもサービスによって様々なので、自社のプレスリリースの配信頻度に合わせて比較検討してみると良いでしょう。一般的には、月間3つ以上のプレスリリースを配信する場合は、定額制のプランによる割引メリットを享受できます。

3. サポート体制やオプション

プレスリリース配信サービスによっては、配信後の効果測定やレポートの作成、プレスリリースの校正などの「オプション」が付いているものもあります。

また初心者のために、「商品」「イベント」「webサービス」などジャンル別にテンプレートを提供してくれる配信サービスもあります。

プレスリリースの作成や配信に慣れていない場合は、効果を出すためにもオプション付きサービスを選ぶことをおすすめします。

大手プレスリリース配信サービスサイト3選

PR TIMES

prtimesのプレスリリース配信サイト

https://prtimes.jp/

PR TIMESは、全上場企業の48%超*が利用・月間5,800万PVを誇る国内シェアNo.1のプレスリリース配信サービスサイトです。

*3,886社中1,877社(2021年9月末時点)

また、PR TIMESは提携メディア数が205媒体と多く、転載される記事数が多くなるのが特徴です。転載記事を通じてより多くの人に情報を届けることができます。

prtimesのプレスリリース配信サイト

さらにPR TIMESのメディアリストを活用することで、1本のプレスリリースを11,184媒体と778名の専門家の中から、最大300件までメディアや専門家に配信することができます。

prtimesのプレスリリース配信サイト

そのため、プレスリリースを届けたいメディアに直接アプローチもしやすくなります。

料金は、1回の配信あたり3万円。チケットプランや月間・半年・年間の定額プラン契約で配信し放題というプランもあるため、自社の商品やサービスの発表ペースに合わせて選んでみるとよいでしょう。注意点としては、FAX配信の場合別途5000円の費用がかかります。FAXのみ受付をするメディア(特に、テレビや専門媒体など)には配信コストがかさむことがデメリットです。

@Press

@pressのプレスリリース配信サイト

https://www.atpress.ne.jp/

@Pressは、PR TIMESと並ぶ代表的なプレスリリース配信サービスサイトの一つです。記事や取材の取り上げられやすさに定評があります。

@pressのプレスリリース配信サイト

提携メディア数は国内最多を誇り、webメディアから新聞・雑誌・通信社・TV・ラジオ・フリーペーパーまで、どこよりも幅広いメディアにアプローチが可能です。@Pressの特徴としてはメディアに合わせた配信方法です。FAXとEメールの両方でそれぞれのメディアに最適は配信方法でアプローチができます。

@Pressの一番の特徴は、プロによる原稿チェックと配信リスト作成です。

プレスリリース作成に当たって、メディアにわかりやすい表現や誤字脱字のチェックをしてくれるため、一人広報担当者や兼任で広報をされている方にはオススメです。

また、意外と時間がかかる配信先メディアリストの作成(メディア選定)も@Pressが行うため、自社とは関係のないメディアに届いてしまうリスクがありません。そういった無駄を省き、尚且つ最適な情報配信ができるよう、サポート体制も充実しています。

料金はPR TIMESと同じく1本3万円〜。

いままで何度かプレスリリースを配信した経験はあるが、メディアに掲載されなかったという方にオススメです。ただし、配信の同時刻1営業日前に原稿の入稿(申込)が必要なため、余裕を持ったプレスリリース配信計画を作る必要があります。

共同通信PRワイヤー

prwireのプレスリリース配信サイト

https://kyodonewsprwire.jp/

共同通信PRワイヤーは、その名の通り共同通信グループのプレスリリース配信会社です。

日本の報道機関やWebメディアへの配信はもちろん、通信社のネットワークを活かした海外メディアへも配信できるのが特徴です。

prwireのプレスリリース配信サイト

日本国内はもちろん、アジア太平洋地域は「AsiaNet」を通じて配信し、 欧米などその他の地域には「PR Newswire」を通じて世界150万ヵ所の35,000媒体へ配信されます。英語以外が公用語の地域では、配信リリースを現地通信社が現地語に翻訳し、現地メディアに配信します。

また、海外配信は原稿の入稿から配信まで専任のスタッフが対応してくれるため、初めての方でも安心して利用できます。

もし自社が発表する商品やサービスの海外展開を検討しているのであれば、間違いなくオススメできるプレスリリース配信サービスサイトです。

単発での1本配信あたりの金額は85,800円と少し高めの設定のため、共同通信PRワイヤーは複数回プランの方がおすすめです。年間5回配信するプランでは、1回あたりの配信コストが40,920円となります。

無料プレスリリース配信サービスのリスク

RISK

これまで広報PRに力を入れていなかった企業様に多いのが、「そこまで会社予算をかけられない・・・」「無料があるのならそれでいいのでは?」といった声です。

確かに、プレスリリース配信サービスの中には無料でリリース配信を行なってくれるサービスもあります。

しかし結論から言うと、あまりおすすめはできません。

無料配信サービスの場合、掲載できるメディアはせいぜい10〜20媒体です。有料サービスに比べるとその数は圧倒的に少なくなります。

また配信するメディア名が伏せられてしまうことが多いため、自社とは関係のないメディアに配信されてしまうなどメディアに悪影響を及ぼすことも考えられます。

プレスリリース配信で効果を出すためには、有料サービスを利用することをおすすめします。

関連記事:メディアに刺さるニュースバリュー:ニュースバリューの高め方を解説

目的や自社の広報レベルにあった配信サービスを!

一口に”プレスリリース配信サービスサイト”といっても、その特色はさまざまです。

プレスリリースでいまいち効果を出せた経験が無いと感じているのであれば、一度現在使っているサービスを検討し直してみてはいかがでしょうか。また、広報初心者であれば原稿チェックや代筆サービスを持ったサイトで配信するのもよいでしょう。

自社の製品やPRしたい内容、事業と親和性の高い媒体を見つけ効果の高い広報活動をしていきたいですね。

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編集部
広報PRとデジタルマーケティング支援をするシェイプウィンスタッフおよびパートナースタッフによる編集記事です。メディアリレーションズやプレスリリース、メディア露出、ソーシャルメディア、インフルエンサー、SEO、マーケティングなど様々なジャンルを取り扱っており、基本用語から広報初心者やマーケティング担当者に役立つ情報をお届けします。