fbpx

メディア掲載とは?4つの手法と掲載実績の活用法を解説

メディア 掲載

広報担当者にとって「どうすれば自社がメディアに取り上げられるのか」は常に最大の課題でしょう。プレスリリースを出しても掲載されない、掲載されても活用しきれないといった声は多く聞かれます。

また、メディア掲載は一度取り上げられるだけで終わりではなく、その後の展開や社内外への発信方法によって成果が大きく変わります。

本記事では、メディア掲載の基本的な意味から、代表的な掲載手法、メリット、さらに実績の効果的な活用法までを体系的に解説します。

メディア掲載とは?

メディア掲載とは?_インフォグラフィック

「メディア掲載」とは、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブメディアといった第三者媒体で自社やサービスが紹介されることを指します。

単なる広告出稿と異なり、記者や編集者といった第三者による取材・記事化を通じて発信されるため、高い信頼性と影響力を持ちます。

目的としては、大きく次の二つに整理できます。

・短期的な成果:認知度向上
自社の商品・サービスを知らない層に一気にリーチし、注目を集めることができます。

・中長期的な成果:ブランド価値の形成
第三者の評価として取り上げられることで、消費者や取引先からの信頼度を高め、競合との差別化につながります。

このようにメディア掲載は、広報活動の中核を担う施策であり、単なる露出以上の意味を持つのです。

メディア掲載される代表的な4つの方法

メディア掲載される代表的な4つの方法_インフォグラフィック

メディア掲載の実現には複数の手法があります。それぞれの特徴を理解し、組み合わせることで掲載の可能性を高めることができます。

プレスリリース

メディア掲載につながるもっとも基本的な手法は「プレスリリース」です。
新商品やサービス開始、イベント開催、調査結果の発表といった企業の動きを、記者クラブや配信サービスを通じて発信します。

メディアは「世の中の多くの人にとって意味があるか」という観点でニュースを選びます。
そのため、単なる企業の宣伝ではなく、数字やデータ、業界トレンド、社会課題との関連づけなど、ニュースバリューを重視しましょう。

たとえば「市場調査の結果」「ユーザー数◯万人突破」といった具体性のある情報は取り上げられやすくなります。

ニュースバリューの高め方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
メディアに刺さるニュースバリュー:ニュースバリューの高め方を解説

SNSの活用

最近では、記者がSNSを情報収集の場として活用しています。

自社の公式アカウントで発信するだけでなく、ハッシュタグやトレンドを活用することで、取材や記事化のきっかけになることがあります。

また、ユーザーとの双方向コミュニケーションを通じて、企業イメージを自然に浸透させることも可能です。

記者とのリレーション

プレスリリースだけに頼らず、日頃から記者や編集者と信頼関係を築くことも欠かせません。

業界動向や独自の視点を提供することで「取材しやすい会社」という印象を持ってもらえれば、継続的な掲載につながります。

メディアとの関係構築活動を「メディアリレーションズ」と言います。具体的な方法やポイントはこちらをご参照ください。
メディアリレーションズとは?広報担当者のための用語解説

PR会社の活用

社内での広報リソースが限られている場合は、PR会社のサポートを受けるのも有効です。

専門知識やネットワークを活用し、メディア戦略の立案から実務まで支援を受けることで、成果の最大化が期待できます。

シェイプウィンでも、プレスリリースからSNS、メディアリレーションまでを統合したPR支援を行っています。

PR会社の選び方については、こちらの記事もご参照ください。
PR会社とは?広告代理店との違いからPR会社の選び方まで解説

メディア掲載されるメリット

メディア掲載されるメリット_インフォグラフィック

メディア掲載には大きく二つのメリットがあります。

・信頼性の向上
広告は費用を払えば出せますが、メディア掲載は第三者が「報道に値する」と判断した結果です。
そのため、読者や視聴者から「信頼できる企業」と認識されやすくなります。

特にBtoB領域では取引先からの評価向上につながります。

・ブランディング強化
中長期的に見ると、繰り返しメディアに登場することで「業界の代表的な存在」というポジションを確立できます。

ブランド価値が高まると、採用や営業活動など幅広い領域で好循環が生まれます。

メディア掲載実績を活用する方法

メディア掲載 新聞

メディアに掲載された後は、社内外での活用が欠かせません。実績を最大限に生かすことで、効果が何倍にも広がります。
ここでは、メディア掲載の5つの活用方法と、注意点を解説します。

社内共有をする

まずは社員全員に情報を共有することが大切です。「自社がメディアで取り上げられた」という事実は、社員のモチベーションを高め、帰属意識の向上にもつながります。

また、経営層にとっても広報活動の成果を実感できる場面となり、広報の重要性を社内で理解してもらうきっかけになります。

こうした共有を積み重ねることで、全社的に広報活動を後押しする風土づくりが可能になります。

掲載実績をまとめてウェブサイトに掲載する

自社サイトに「メディア掲載実績」ページを設けることで、外部に対して信頼性を示すことができます。

特に採用ページや企業紹介ページと組み合わせると効果的です。

メルマガで配信する

既存顧客や見込み顧客に対して、メディア掲載情報をメールマガジンで発信するのも有効です。ニュースとしての鮮度がある情報は開封率が高まり、営業にも良い影響を与えます。

営業時に紹介する

営業資料に「掲載実績」として記載すれば、商談時に信頼感を高める後押しとなります。
特に初回接触時には「この会社はメディアに認められている」という印象を与えられます。

SNSアカウントでシェアする

メディア掲載の記事リンクをSNSでシェアすることで、一次的な掲載範囲を超えて拡散できます。社員が自主的にシェアすることで二次的な波及効果も期待できます。

メディア掲載の活用の際の注意点

掲載記事やロゴには著作権が存在する点に注意が必要です。

引用や転載には利用料が発生する場合があり、10~20万円台になることも珍しくありません。無断使用は絶対に避け、適切な手続きを踏むことが重要です。

メディア掲載をうまく管理するには?

メディア掲載 モニタリング クリッピング

広報活動は成果が数値化しにくく、「どれほど効果があったのか」を社内外に説明するのが難しい領域です。掲載件数や反響を手作業で集計するのには限界があり、担当者の大きな負担にもなります。

だからこそ、メディア掲載を一度で終わらせず、継続的に管理・発信できる仕組みづくりが重要です。

クリッピング会社を活用する

その解決策として有効なのが、クリッピング会社の活用です。

掲載記事を自動的に収集・データ化してくれるため、社内共有や実績管理が効率的に行えます。数字や事例をエビデンスとして提示できるようになることで、広報の成果を経営層にも説明しやすくなり、活動の評価や次の投資にもつながります。

手作業で情報を追う手間を省ける点でも、広報担当者の負担軽減に大きく貢献します。

広報活動の効果測定については、こちらの記事で詳しく解説しています。
広報活動の効果測定はどうやる?見るべきKPIや方法を解説

まとめ:成果の二次活用がさらなる成果を生む

PR会社

メディア掲載は単なる広報施策ではなく、企業の信頼性やブランド価値を高めるための大きな武器となります。しかし、一度掲載されたからといって成果が自動的に広がるわけではありません。実績をどのように活用し、社内外に展開していくかが成否を分けます。

とはいえ、プレスリリース作成から記者対応、SNS発信、効果測定までをすべて自社で行うのは容易ではありません。特に中小企業や専任担当が少ない企業にとって、これらを包括的に実行するのは大きな負担です。

シェイプウィンでは、SNS・マーケティング・SEO・PRを総合的に支援し、メディア掲載を起点に企業の成長を後押ししています。限られたリソースの中でも成果を最大化したいと考える方は、ぜひ一度ご相談ください。

Picture of 編集部
編集部
広報PRとデジタルマーケティング支援をするシェイプウィンスタッフおよびパートナースタッフによる編集記事です。メディアリレーションズやプレスリリース、メディア露出、ソーシャルメディア、インフルエンサー、SEO、マーケティングなど様々なジャンルを取り扱っており、基本用語から広報初心者やマーケティング担当者に役立つ情報をお届けします。