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社内報ネタ40選!読まれる記事を作るポイントとは?

社内 報 ネタ

社内報を作成する中で「ネタがない」と感じたことはありませんか?
実はそれ、ネタがないのではなく、広報としてネタを拾いに行けていないことが原因かもしれません。

広報担当者が各部署や社員に積極的に話を聞きに行き、社内で起きている日々の出来事を可視化することで、良質なコンテンツは自然と集まります。

この記事では、社内報の本来の目的や読まれるコンテンツの特徴をふまえつつ、すぐに使えるネタをカテゴリ別に紹介します。

社内報の目的

記者発表とは?_インフォグラフィック

社内報は単なる社内ニュースの羅列ではなく、社内コミュニケーションの基盤として多くの役割を担っています。

広報担当者にとって社内報の作成は、広報としての企画力や巻き込み力、全社視点の理解度が問われる仕事です。経営層からの評価対象になることも多く、目的を正しく理解して戦略的に取り組むことで、広報としての存在感を高めるきっかけにもなります。

ここでは、特に重要とされる5つの目的を詳しく解説します。

①会社へのロイヤリティを高める

社内報は、会社の理念や価値観、歴史、強みを社員に共有するための有力な手段です。
特に新入社員や中途入社者にとっては、企業文化を理解する入口となります。

また、他部署の取り組みやプロジェクトを紹介することで、会社全体への誇りや帰属意識が醸成されます。社員交流のきっかけにもなり、ロイヤリティ向上に貢献します。

②経営ビジョンへの共感と理解を促す

経営層のメッセージやビジョンを伝える場として、社内報は非常に効果的です。

数字や戦略だけでなく、その背景にある想いや課題感をストーリーとして伝えることで、現場の社員も「なぜこの事業をやっているのか」「何のために頑張るのか」を理解できるようになります。

社員が同じ方向を向くことで、社外に発信するメッセージも自然と統一されるでしょう。

③社員のエンゲージメントを高める

表彰制度など、社員の活躍を社内報で紹介することは、社員のモチベーションアップにつながります。

表彰対象者だけでなく、その周囲のメンバーや読者も「頑張れば認められる」というポジティブな空気を感じることができます。また、自分や知人が社内報に載ることで、記事が読まれるきっかけにもなります。

④スキルや情報の平準化

社内報を通じて、社内で技術や情報を共有し合うことができます。

たとえば、部署間でIT活用やAIの導入スピードに差がある場合は、その好事例を社内報で紹介することで他部署への展開を促すことができます。

また、ある部署で生まれたノウハウや工夫を共有することにより、全社的なスキルアップや生産性向上にも寄与します。

⑤横のつながりを生む

他部署の人の「顔が見える情報」を載せることで、社内の人に対する親近感が生まれ、交流やコラボレーションが生まれやすくなります。
社内報を通じて知らなかった部署の取り組みを知り、思わぬシナジーが生まれることもあるでしょう。

読まれる社内報に共通する3つのポイント

読まれる社内報に共通する3つのポイント_インフォグラフィック

効果的な社内報を作成するには、単に情報を並べるだけでなく、読者にとって「読みたいと思う」「自分ごと化できる」設計が必要です。

ここでは、読まれる社内報に共通する3つの視点を紹介します。

①コンテンツごとにターゲットを明確にする

「全社員向け」では誰にも刺さらない。これは、社内報に限らず、すべてのコンテンツ制作に共通する原則です。

新入社員、中堅社員、ベテラン社員、マネジメント層など、読者の関心や課題感に合わせてテーマや語り口を調整しましょう。たとえば、AIツールの活用法を紹介する場合でも、導入の背景は経営層向けに、具体的な使い方は現場社員向けにといった工夫が必要です。

②社内の人を巻き込んだコンテンツを作る

掲載された本人やその関係者は必ず記事を読むため、社員が登場するコンテンツは、自然なリーチ拡大につながります。

取材する際は、相手にとってのメリットを意識しましょう。「〇〇の取材が掲載されると社内認知が高まる」「評価につながる」といった背景を伝えることで、取材協力も得やすくなります。

③目的にあったプラットフォームを選ぶ

紙媒体、Web、社内SNS、社内YouTubeなど、発信方法は目的に応じて選ぶべきです。

たとえば、紙はじっくり読んでもらいたいインタビューやレポート向き、YouTubeは現場の雰囲気を映像で伝えたいときに効果的です。働く環境や年齢層によっても、親和性の高い媒体は異なるため、メディア選定も重要な戦略の一つです。

社内報におすすめのネタ

ここからは、実際にすぐ活用できる社内報のネタをカテゴリごとに紹介します。

ネタ切れ対策はもちろん、マンネリ打破や新たな切り口の参考としてもご活用ください。

会社の動きに関するネタ

会社の動きに関するネタ

・新規プロジェクトの立ち上げストーリー
・部署再編や人事異動の背景と意図
・年間スローガンの選定理由と策定プロセス
・新規出店・支店開設の裏話
・CM撮影の舞台裏レポート
・CSR活動レポート(地域清掃、寄付など)
・企業の受賞歴や表彰内容の紹介
・IR・決算発表の社内向け解説
・社外メディア掲載情報と反響紹介
・サービスやプロダクトのリニューアル秘話

部署・社員に関するネタ

部署・社員に関するネタ

・新入社員紹介インタビュー
・管理職・役員の人物紹介
・若手社員の成長ストーリー
・異動・転籍者の「自己紹介コーナー」
・ベテラン社員のキャリアヒストリー
・「社員の1日」密着レポート
・テレワーク中の働き方レポート
・子育て中の社員のタイムスケジュール公開
・部署紹介(組織の役割・メンバー・雰囲気)
・社員の趣味・副業紹介

アンケートや意見を集めるネタ

アンケートや意見を集めるネタ

・新商品・新サービスのアイデア募集
・「あなたの部署のここがすごい!」投稿企画
・「うちの会社の好きなところ」ランキング
・社内で使っている便利グッズ紹介
・自社オリジナルグッズのアイデア公募
・社内報の読者アンケートとコメント紹介
・社内の隠れた名物人間・エピソード投稿
・「入社して驚いたこと」共有企画
・「推し部署・社員」投票
・社員食堂・社内カフェの人気メニュー投票

季節やトレンドを取り入れたネタ

季節やトレンドを取り入れたネタ

・春:お花見スポット&社内撮影会
・夏:社員のリフレッシュ方法
・秋:読書の秋、社員おすすめ本紹介
・冬:防寒グッズ&冬の通勤コーデ特集
・年末年始:一年の振り返り&来年の抱負
・バレンタイン・ホワイトデーの文化共有
:ゴールデンウィークの過ごし方紹介
・ハロウィンの社内装飾・仮装スナップ
・スポーツイベントの感想共有(W杯など)
・時事ネタ×業務:「生成AIをどう使ってる?」

エンタメ系・お楽しみ企画ネタ

エンタメ系・お楽しみ企画ネタ

・デスクでできるストレッチ・体操
・会社近くのおすすめランチ・カフェMAP
・「マイデスク紹介」お気に入りグッズ披露
・4コマ漫画:社内あるある
・会社のクイズコーナー
・社員のペット写真投稿企画
・社内ファッションスナップ
・社員の子どもによる社員紹介
・社内YouTube:社員が語る〇〇な話
・趣味部活動の紹介&参加者募集

まとめ:社員に届ける意識が、愛される社内報を生む

PR会社

社内報は、社員にとって「会社を知る」「他部署とつながる」「会社に誇りを持つ」ための大切なメディアです。

その本来の目的を見失わず、読者に届ける意識をもってネタ選定・構成を行うことが、愛される社内報をつくる鍵となります。

社内報の運営には、単なるネタ探しにとどまらず、設計力や社内の巻き込み、メディア選定など多角的な工夫が求められます。

また、PRやSNS、SEO、社内外の情報設計といった要素を含めた総合的な視点で、社内コミュニケーションを最適化する取り組みも今後ますます求められていきます。

自社のスタイルに合う戦略を探しながら、社員に愛される社内報を目指していきましょう。

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編集部
広報PRとデジタルマーケティング支援をするシェイプウィンスタッフおよびパートナースタッフによる編集記事です。メディアリレーションズやプレスリリース、メディア露出、ソーシャルメディア、インフルエンサー、SEO、マーケティングなど様々なジャンルを取り扱っており、基本用語から広報初心者やマーケティング担当者に役立つ情報をお届けします。