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インフルエンサーマーケティング会社の種類・選び方を徹底解説

インフル エンサー マーケティング 会社

「インフルエンサーマーケティングを始めたいけど、どの会社に頼めばいいかわからない」
「色々な会社を比較しても違いがよく見えない」

そのような悩みを抱えていませんか?

SNSの活用が当たり前になった今、インフルエンサーを起用した施策は多くの企業にとって有効な選択肢です。
しかし、成果を出すには、施策の目的整理からKPI設定、SNSとの相性、そして何より適切な会社選びが不可欠です。

本記事では、インフルエンサーマーケティング会社の種類や費用相場、チェックポイントを体系的に整理しながら、成果につながる選び方を具体的に解説します。

インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサーマーケティングとは_インフォグラフィック

インフルエンサーマーケティングは、いまやSNS時代の主流施策として、多くの企業が注目しています。中小企業にとっても、テレビCMや大規模広告に比べて手の届きやすいプロモーション手段であり、特に若年層への訴求力は抜群です。

まずは、インフルエンサーマーケティングにおいて重要な点から見ていきましょう。

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インフルエンサーマーケティングで重要なこと

インフルエンサーマーケティングには、商品の認知から購買までを一気通貫でつなげる力があります。

そして、その根本には「PR(パブリックリレーションズ)」の考え方が存在します。
特に、直接ECサイトで購入されるような商材ではなく、住宅や教育、BtoBサービスなどリード獲得がゴールの場合、PR的なアプローチが欠かせません。

つまり、インフルエンサーの影響力を「売上」のみならず「顧客との信頼構築」に活かすという視点が求められます。

だからこそ、単に話題性やフォロワー数だけでなく、ブランドの目的に沿った文脈で「誰に何を伝えるか」を設計できるかどうかが、インフルエンサーマーケティングの成功を決めるのです。

関連記事:PRとは?言葉の意味と6の活動内容、ポイント3つを徹底解説

なぜ「会社選び」が成果を左右するのか

インフルエンサーを起用するからといって、必ずしも成果につながるとは限りません。
重要なのは、企業の目的や商材、ターゲットに合った戦略を設計し、それに最適なインフルエンサーを選定・起用できるかどうかです。

そのためには、インフルエンサーと直接つながり、企画から実行、レポーティングまで一貫して対応できる会社との連携が重要です。また、SNSプラットフォームごとの特性や、最新のトレンドに精通していることも大きな差になります。

つまり、「会社選び」こそがインフルエンサーマーケティングの成否を左右する最大の要素です。

インフルエンサーマーケティング会社とは?

インフルエンサーマーケティング会社

インフルエンサーマーケティング会社は、インフルエンサーを活用したプロモーションを支援する外部パートナーです。

投稿の企画からキャスティング、成果のレポーティングまでを一括して任せられるため、社内リソースが限られている企業やSNSのノウハウがない企業でも、効果的なSNS施策を実施できます。

ここでは、インフルエンサーマーケティング会社の具体的な役割について解説します。

基本的な役割とサービス内容

インフルエンサーマーケティング会社のサービスには、主に以下のような内容が含まれます。

・インフルエンサーの選定とキャスティング
・投稿内容の企画立案および監修
・インフルエンサーとの契約交渉
・投稿スケジュールの管理
・効果測定(KPIの設計・分析レポートの作成)
・炎上リスクへの対応と監視体制の構築
・投稿後のフォローアップ(エンゲージメント分析や二次活用提案など)

これらを包括的にサポートしてくれるため、SNS施策の設計から運用、改善までを一気通貫で進めることができます。
社内にマーケティングリソースが限られている企業にとっては、外部パートナーの力を借りることで施策の精度とスピードを両立できるでしょう。

対応しているSNSプラットフォーム

多くのインフルエンサーマーケティング会社は、複数のSNSプラットフォームに対応しています。それぞれのプラットフォームには特性があり、商材やターゲット層に応じて選定することが重要です。

Instagram:ビジュアル訴求に優れており、美容・ファッション・ライフスタイル商材との相性が高い。

TikTok:Z世代の利用率が高く、短尺動画による拡散力とバズ効果が期待できる。

YouTube:商品レビューやチュートリアル、教育的なコンテンツに向いており、信頼性のある情報発信に強い。

目的やターゲットに応じて、どのプラットフォームを選定するかが成果を左右します。それぞれの特性に強みを持つ会社を選ぶことで、より効果的な施策を展開できます。

インフルエンサーマーケティング会社を選ぶ前に整理すべき3つのポイント

インフルエンサーマーケティング会社を選ぶ前に整理すべき3つのポイント_インフォグラフィック

インフルエンサーマーケティング会社を選ぶ前に、自社の現状や施策の方向性をしっかりと整理しておくことが大切です。曖昧な状態で会社選定を進めてしまうと、ミスマッチが生じたり、施策がブレたりする原因になります。

以下の3つのポイントを押さえることで、会社選びの精度が高まり、結果的に施策の成果にもつながります。

①施策の目的

インフルエンサーマーケティングを始めるにあたって、最初に明確にしておくべきなのは「施策の目的」です。

インフルエンサー活用の目的には、商品やサービスの認知拡大、ECサイトでの購入促進、長期的なブランド価値の構築など様々な種類があります。目的が曖昧なままだと、インフルエンサーの選び方や投稿内容の企画、KPIの設計にズレが生じてしまいます。

施策の方向性を社内でしっかりと共有し、そのゴールに強みを持つ会社を選びましょう。

②対象ユーザーとSNSプラットフォームの相性

次に考慮すべきは、ターゲットユーザーとSNSプラットフォームの相性です。
たとえば、若年層をターゲットにするならTikTokやInstagram、ビジネス層にアプローチするならX(旧Twitter)やYouTubeが効果的です。

インフルエンサーマーケティング会社には、それぞれ得意とするSNSがあります。自社のターゲットが多く集まるプラットフォームに強みを持つ会社を選ぶことで、施策の効果を最大化できます。

③KPI設定

インフルエンサーマーケティングの成果を正しく評価するためには、事前のKPI(重要業績評価指標)設定が不可欠です。
KPIの例としては、インプレッション数、クリック率、コンバージョン率、エンゲージメント率、フォロワー数の増加などがあります。

目的に合った指標を選び、どのKPIをもって施策の成功とするのかを明確にしておくことで、会社選びの判断基準にもなります。

失敗しない会社選びの6つのチェックポイント

失敗しない会社選びの6つのチェックポイント

インフルエンサーマーケティングの成果は、どの会社と組むかによって大きく変わります。とはいえ、数あるマーケティング会社の中から最適なパートナーを見つけるのは簡単ではありません。
施策の目的や業界理解、費用感、柔軟性、専門性など、見るべきポイントは多岐にわたります。

ここでは、失敗を防ぎ、成果につながる会社選びのために確認しておくべき6つの重要な観点を紹介します。

①自社と近い業界での成功事例があるか

インフルエンサーマーケティング会社を選ぶ際は、まず「自社と近い業界での成功事例があるか」を確認しましょう。

業界特有の商習慣やターゲット層へのアプローチに精通している会社は、より適切なインフルエンサー選定や施策提案が可能です。

過去の事例はそのまま自社の成功確度の高さに繋がるため、できるだけ具体的な成果事例を確認しておくと安心です。

②目的に沿うインフルエンサーを選定できるか

会社によっては、フォロワー数の多さだけでインフルエンサーを起用する場合もありますが、それでは意味がありません。

重要なのは、施策の目的(例:資料請求数アップ、店舗来店促進)に対して実績を出せるインフルエンサーかどうかです。フォロワーの質や投稿のエンゲージメント率、過去の案件実績を踏まえた選定ができる会社を選ぶことが成功への近道です。

③費用体系が明確か

予算が限られているマーケティング活動において、費用体系の明確さは重要なチェックポイントです。

一般的には、成果報酬型、定額制、キャンペーン単発型などがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。料金体系が不透明だと、追加費用や成果の乖離が生じるリスクがあります。

提案段階で見積もりが明快で、比較しやすい会社を選ぶことが、予算内で納得のいく成果を得るコツです。

④提案内容に柔軟性があるか

インフルエンサーマーケティングには正解がありません。そのため、テンプレートのような一律の提案ではなく、自社の課題や市場状況に合わせて柔軟な企画提案をしてくれる会社を選ぶことが大切です。

ヒアリング力や提案資料の具体性、修正への対応力などを見極めましょう。柔軟性の高い会社は、施策中の軌道修正にも対応できるため、成果に直結しやすくなります。

⑤インフルエンサーの管理体制に安心感があるか

トラブルを防ぐためには、インフルエンサーの管理体制がしっかりしているかも要チェックです。投稿前の原稿確認フローや炎上リスク対策、契約管理の精度など、企業側が安心して任せられる体制が整っているかを確認しましょう。

また、インフルエンサーの選定についても、フォロワーのデモグラフィックやエンゲージメントなど複数指標で選んでいるかを見ておくと安心です。

⑥活用予定のSNSプラットフォームを熟知しているか

Instagram、TikTok、YouTubeなどSNSごとに適切な施策やコンテンツ表現は異なります。そのため、各SNSにおけるアルゴリズムやトレンドを熟知している会社に依頼することで、効果的なクリエイティブが生まれやすくなります。

たとえば、TikTokなら縦動画編集やショートコンテンツの最適化、Instagramならビジュアル設計とハッシュタグ活用など、SNSごとの専門性が成果に直結します。

インフルエンサーマーケティング会社の種類と特徴

インフルエンサーマーケティング会社の種類と特徴_インフォグラフィック

インフルエンサーマーケティング会社には、提供するサービスのスタイルや対応領域に応じて、いくつかのタイプがあります。
自社の課題や目指すゴールに合ったタイプを選ぶことで、施策の成功確度は大きく高まります。

ここでは代表的な3つのタイプをご紹介します。各タイプの特徴を理解したうえで、自社に最適なパートナー選びに役立ててください。

プラットフォーム型

プラットフォーム型は、自社でインフルエンサーのデータベースを保有しており、そこから条件に合うインフルエンサーを自動マッチングする仕組みです。

特徴は「スピード感と比較的安価に利用できる点」であり、リソースが限られた企業にとっては導入しやすい形態です。

ただし、提案できる人材がデータベースに依存するため、幅が偏る傾向があります(例:10〜20代の若年層が中心など)。また、投稿の質やインフルエンサーの対応力にばらつきがあることも懸念されます。

マッチング特化型

このタイプは、社外のインフルエンサーと直接やり取りし、案件に応じて最適な人材にオファーをかけるモデルです。

フォロワーの質や過去の投稿内容などをもとに精緻に選定できる点が最大の強みです。
一方で、コネクションのないインフルエンサーには連絡が届かない、もしくはオファーに時間がかかるといった難点もあります。

幅広い年齢層や業種に対応した施策を行いたい企業に適しています。

総合ディレクション型

SNSやWebマーケティング全体をトータルで支援する会社です。

インフルエンサーマーケティング単体ではなく、広告やSEO、オウンドメディアとの連携も含めた包括的な提案が可能です。これにより、単発施策にとどまらず、中長期的な視点で成果を最大化する設計ができます。

また、過去に対応の良かったインフルエンサーをリスト化して再オファーするなど、長期的な品質管理ができるのも利点です。
戦略設計から実行、改善までを一括で任せたい場合に最適です。

なお、インフルエンサーマーケティングは単体で行うよりも、広告やSEO、オウンドメディアなど他のチャネルと組み合わせることで、より高い効果を発揮します。

シェイプウィンでは、こうした複合的な戦略を実現できる「総合ディレクション型」の支援が可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.shapewin.co.jp/sns

インフルエンサーマーケティング会社の費用相場

費用感は会社ごと、施策ごとに異なりますが、一般的に以下の3つの体系に分かれます。

費用体系特徴向いている企業
成果報酬型成果が出た分だけ支払う短期的な販促施策を行いたい企業
定額制月額で一定の施策を継続中長期のブランディングが目的の企業
キャンペーン単発期間限定で施策を集中季節商戦や新商品訴求などスポット施策

成果報酬型

実際に成果が出た分だけ費用を支払う仕組みです。

成果は「商品購入」「フォーム入力」「予約」などで設定され、ROIを明確に把握しやすい点が魅力です。一方で、成果が不透明な場合は運用側のリスクが大きくなり、契約が難航することもあります。

定額制

月額費用を支払い、一定の施策や稼働を継続するプランです。

中長期的なブランド戦略や認知獲得、継続的なインフルエンサー活用を行いたい企業に向いています。安定した実行体制が築ける反面、短期で成果を出したい場合には向かないこともあります。

キャンペーン単発型

期間限定のキャンペーンやイベント時に活用される費用形態です。

特定のタイミングで話題を集めたい時に有効ですが、準備期間が短いとインフルエンサーの確保や調整が難航する可能性もあります。

関連記事:インフルエンサーマーケティングの費用を徹底解説

まとめ:信頼できるパートナー選びが成功の鍵

PR会社

インフルエンサーマーケティングは、ターゲットにダイレクトに響く強力な施策です。
しかし成果を最大化するには、目的の明確化、SNSとの相性、KPI設計、そして何より「信頼できるパートナー選び」が欠かせません。

本記事で紹介したポイントは、施策の土台を固めるために必要な要素ですが、いざ実行となると、社内だけで包括的に判断・実行するのは想像以上に困難です。
特に中小企業では、担当者がSNS、SEO、PRすべてに精通しているケースはまれで、施策の優先順位や連携にも課題が出やすいのが現実です。

だからこそ、SNSやインフルエンサー活用に限らず、PR・マーケティング全体の設計まで視野に入れた外部パートナーの存在が重要になります。

シェイプウィンでは、インフルエンサーマーケティングの支援はもちろん、SEO・SNS・広報のすべてを一気通貫で支援可能です。
社内だけでは見落としがちなリスクやチャンスをプロの視点で設計・実行いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。


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編集部
広報PRとデジタルマーケティング支援をするシェイプウィンスタッフおよびパートナースタッフによる編集記事です。メディアリレーションズやプレスリリース、メディア露出、ソーシャルメディア、インフルエンサー、SEO、マーケティングなど様々なジャンルを取り扱っており、基本用語から広報初心者やマーケティング担当者に役立つ情報をお届けします。