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PRコンサルタントで広報課題を解決する3つのコツ

pr コンサルタント

PR業務の内製化を検討している方は、まずはプロのPRコンサルタントを活用するのも賢い手段です。

理由としては、PRコンサルタントを活用すると、戦略的な広報活動やメディア対応のノウハウ、経営層への効果的な報告方法まで、幅広いPR業務に関する知識を得ながら自社のPRの取り組みを広げていくことができるからです。

つまり、学びながら自社のPR活動もサポートしてもらう絶好のチャンスと言えるでしょう。

そこで本記事では、PRコンサルタントに依頼できる業務内容や費用、活用するメリットを具体的に解説します。

PRコンサルタントとは?

インフォグラッフィック_PRコンサルタントとは?

PRコンサルタントは、企業や個人が効果的に広報活動を行うための専門的なアドバイスを提供するプロです。

クライアントのブランド価値を高め、ターゲットにメッセージを伝えるための戦略を立て、サポートします。広報活動における課題を解決し、長期的な成功をサポートするため、広範囲な業務に対応できるのが特徴です。

依頼できる業務内容例

インフォグラッフィック_依頼できる業務内容例

PRコンサルタントに依頼できる業務内容は幅広く、広報戦略の設計から具体的なPR施策の対応まで行ってくれます。それではまずはじめに、主要な業務内容を詳しく説明します。

広報戦略立案

広報戦略立案は、PRコンサルタントの主力業務の一つです。現状分析から長期的な目標達成のための計画を練ります。具体的には以下のような業務を依頼できます。

1.現状分析
クライアントのブランド認知度や市場シェア、競合他社の広報活動を徹底的に調査・分析します。この分析結果を基に、現状の課題を明確化します。

2.目標設定
目指すべき成果を具体的に設定します。たとえば、メディア露出回数の増加、ターゲット層への認知向上、新商品の市場浸透など、企業のビジョンと一致する目標を明確化します。

3.戦略策定
分析と目標を基に、効果的なPRキャンペーンやコミュニケーション戦略を設計します。具体的なアクションプラン(例:SNS活用、メディア向けイベント、広告連携など)を提示し、実行フェーズへと進めます。

メディアリレーションズ・メディア対応

メディアリレーションズは、広報活動の柱となる分野です。PRコンサルタントは、メディアとの信頼関係を築きながら、適切な情報を提供することで、企業とメディアの双方にとって有益な関係を構築します。

例えば、メディアリストの作成では、業界に最適なメディアを選定する必要がありますが、そもそもメディアとのリレーションズや、知識がなければ自社で独自のリストを作ることは難しいでしょう。

また、スポークスパーソンへのメディア対応トレーニングを実施し、インタビューや記者会見での発言が一貫性を持ち、ブランドのメッセージが的確に伝わるようサポートを受けることもできます。

プレスリリース作成から配信

プレスリリースは、メディアを通じて企業情報を広く伝えるための基本的な広報ツールです。広報担当者であれば、一度はプレスリリースの書き方に困ったことがあるでしょう。

PRコンサルタントは、プレスリリースの構成から配信までをサポートします。記者が注目するニュース性の高い内容を組み込み、簡潔かつ説得力のある文章を作成します。また、適切な配信タイミングを見極めることで、リリースの効果を最大化したら、配信後はメディア掲載状況をモニタリングし、次回以降の戦略に活かします。

プレスキット・ファクトブック

プレスキットやファクトブックは、企業情報をわかりやすくまとめた資料で、メディア対応時の必須アイテムです。PRコンサルタントを活用することで、プレスキットやファクトブックを作成し、記者が必要とする情報を迅速に提供できるようになります。

たとえば、企業の沿革や製品の特徴、代表者のプロフィールなどを整理したファクトブックは、記者が記事を書く際の重要な参考資料となります。また、プレスキットには写真や動画などの視覚素材を含めることで、メディア掲載率を高めます。

SNS運用

SNSは、現代の広報活動において欠かせないチャネルです。PRコンサルタントは、企業のブランドイメージに合わせたコンテンツの企画・投稿を支援し、SNSを活用した効果的な広報活動を実現します。

たとえば、Instagramではビジュアルを重視したキャンペーンを展開し、Twitterでは即時性のある情報発信でエンゲージメントを高めます。また、データ分析を通じて、フォロワーの反応をモニタリングし、次回の投稿内容を改善するPDCAサイクルを回します。

イベント対応

記者会見やプレスツアーなどのイベント対応も、PRコンサルタントの得意分野です。こうしたイベントは、企業のメッセージを直接伝える絶好の機会であり、効果的な企画と運営が求められます。

たとえば、新製品発表会では、招待状の作成から会場の手配、進行管理、終了後のフォローアップまでを包括的にサポートをしたり、トラブル発生時にも迅速に対応できる体制を整えることで、スムーズなイベント運営を行えるようにします。

オウンドメディア運用

オウンドメディアは、企業が直接情報を発信し、ターゲット層との信頼関係を築くための重要なツールです。PRコンサルタントは、オウンドメディアの運用を包括的に支援し、SEO対策やコンテンツ制作を行います。

たとえば、企業ブログでは、業界の最新トレンドや製品の活用事例を紹介する記事を掲載し、専門性をアピールします。また、検索エンジンでの上位表示を狙ったキーワード戦略を立案し、トラフィックを増加させることで、ビジネスの成長に貢献します。

危機管理

企業が予期せぬトラブルに直面したとき、迅速かつ適切な対応がブランド価値を守る鍵となります。PRコンサルタントは、不祥事や製品リコールなどの危機管理時にも、的確なアドバイスと実務的なサポートをします。

まず、トラブル発生時には初動対応が最も重要です。事実確認を迅速に行い、正確な情報を関係者やメディアに伝えることで、誤解や炎上を防ぐ土台が築かれます。たとえば、適切なタイミングでのプレスリリース配信やSNSでの公式声明は、信頼を損ねないための基本的な対応です。

また、謝罪会見が必要な場合、経営トップや広報担当者がどのように発言し、どのように振る舞うべきかを徹底的にサポートします。特に、メディアの厳しい視線が集中する中での発言は、慎重さが求められます。PRコンサルタントは、会見前に模擬練習を行い、記者からの厳しい質問にも冷静に対応できるよう準備を整えます。

現代では情報が瞬時に拡散するため、危機管理における迅速性と的確さはこれまで以上に重要です。PRコンサルタントの支援を受けることで、企業は危機的な状況を乗り越え、より強固な信頼とブランド価値を築くことが可能です。

PRコンサルタントを導入するメリット

インフォグラッフィック_PRコンサルタントを導入するメリット

PRコンサルタントの導入には、企業の広報活動を強化し、成果を最大化するための多くの利点があります。特に「内製化」を目指す企業にとって、専門知識と外部視点の組み合わせが重要な役割を果たします。

次に、PRコンサルタントを活用する具体的なメリットを解説します。

戦略的にPR活動を行える

PR活動を効果的に進めるには、専門的な知識と計画性が不可欠です。社内だけで対応すると、どうしても知識や経験の面で不足が生じることがあります。

PRコンサルタントは、広報戦略の立案から実行までをサポートし、企業が持つリソースを最大限に活用できるよう導きます。これにより、より高い効果を見込める戦略的なPR活動が実現します。

メディアリレーションズ・メディア対応

メディアとのやり取りや、社内関係者との連携において、どのように振る舞うべきか悩む場面は少なくありません。PRコンサルタントのアドバイスを受けることで、適切な対応が可能になります。

また、日常的に相談できる環境が整うため、迅速かつ的確な判断を下せるようになります。特に急な取材依頼や予期せぬ事態に対応する際、大きな助けとなるでしょう。

ブランド価値の向上

PRコンサルタントの支援を受けることで、メディア露出が増え、企業のブランド価値を高めることが可能です。メディアでの露出は、企業の信頼性や認知度を向上させる重要な手段です。

ただし、単に露出を増やすだけでなく、企業の価値観やビジョンに合致した戦略的な発信が求められます。PRコンサルタントは、こうした観点から効果的なアプローチを提案します。

相談・壁打ちができる

「ひとり広報」や小規模な広報部門では、広報活動に関する悩みを共有する相手がいないケースが多々あります。PRコンサルタントは、プレスリリースの見せ方や効果的な伝え方について相談できる「壁打ち相手」として機能します。

無料で広報仲間と意見交換するコミュニティなどもありますが、プロフェッショナルな視点からのフィードバックを得るには、専門家の協力が必要です。費用がかかる分、質の高いアドバイスが得られる点は大きなメリットと言えるでしょう。

広報成果を適切に経営層に伝えられる

広報活動の成果は、経営層にとって抽象的で理解しにくい業務でもあります。PRコンサルタントは、広報活動の意義や結果を整理し、経営層に効果的に伝える方法を指導します。

経営者からすると、広報活動は直接的にお金を生み出せるものではなく、成果はふわっとして見えてしまうことも少なくありません。そのため、一つ一つの掲載にどのような意味があるのか、会社に与えるメリットやインパクトはどのくらいなのかを伝えることは非常に重要です。

客観的な視点の獲得

自社の広報活動を内製化すると、どうしても主観的な判断に偏りがちです。しかし、PRコンサルタントは外部の視点からアドバイスを提供するため、新たな可能性や視点に気づくきっかけを与えてくれます。PRのプロであるシェイプウィンも、実は自社のPRは外注しています。

https://twitter.com/kamiy_mkpr/status/1813354959192137980

『PR外注のメリット』というポジショントーク
PRのプロである@shapewinも自社のPRを外注してます。やっぱり自分たちがやっている事って主観的になっておもしろくないと思いがち。外部から見たら客観的におもしろいっていうこともよくあります。100%内製はよくないという気づきでした。

PRコンサルタントを選ぶポイント

PRコンサルタントを選ぶポイント

PRコンサルタントを選ぶ際には、自社の広報・PR活動を成功に導くために適切な専門家を選ぶことが重要です。ただし、その選定にはいくつかの重要なポイントがあります。

次に、PRコンサルタントを選ぶ際に考慮すべき主要な要素を解説します。

目的を明確にする

まず、PRコンサルタントに依頼する目的を明確にすることが最も重要です。企業ごとに広報活動で達成したい目標は異なります。

たとえば、新商品の認知度を高めたい場合と、ブランドイメージを改善したい場合では、求められるスキルやアプローチが異なります。依頼する側が具体的な目標を設定することで、コンサルタントはその目標に合った戦略を提案でき、結果として効率的かつ効果的な広報活動が可能となります。

業界経験を確認する

PRコンサルタントの業界経験を確認することは重要なステップです。特定の業界での経験を持つコンサルタントは、その分野独自の課題や市場特性を深く理解しており、より適切なアプローチを提供できる可能性があります。

たとえば、外資系企業では、同じ業界の広報経験を持つ人材を優先的に採用する傾向があります。これは、その業界で成功するために必要な知識とスキルがすでに備わっていることを重視しているためです。経験豊富なコンサルタントは、短期間で効果を出すための戦略を提案し、実行に移すことができます。

メディア以外の知識・経験を確認する

PRコンサルタントを選ぶ際には、メディアリレーションズの知識や経験だけでなく、他の分野の専門知識を持つかどうかも確認することが重要です。現代の広報活動は、単なるメディア露出にとどまりません。

具体的には、以下のようなスキルがあるかどうか確認すると良いでしょう。

•デジタルマーケティングの知識
SEO、SNS運用、オウンドメディアの活用など、オンラインでのPR活動に精通していること。

•社内リレーション
企業内部での情報共有や連携をスムーズにする能力。

•SNSやオウンドメディアへの対応
現代のPR活動では、メディアリレーションズだけでなく、自社のチャンネルを活用した発信力も重要です。

このような多岐にわたるスキルを持つコンサルタントは、企業全体の広報活動を包括的にサポートすることができます。

PRコンサルタントの契約携帯

インフォグラッフィック_PRコンサルタントの契約携帯

PRコンサルタントを選ぶ際には、自社の広報・PR活動を成功に導くために適切な専門家を選ぶことが重要です。ただし、その選定にはいくつかの重要なポイントがあります。

最後に、PRコンサルタントを選ぶ際に考慮すべき主要な要素を解説します。

リテーナー契約

リテーナー契約は、毎月一定の料金を支払うことで、継続的なサポートやアドバイスを受けられる契約形態です。この形態は、特に広報活動を計画的かつ戦略的に進めたい企業に適しています。

リテーナー契約の最大の特徴は、「壁打ち相手」としてコンサルタントを活用できる点です。広報活動には日々の相談や迅速な対応が求められる場面が多くありますが、リテナー契約では気軽に相談できる体制が整っているため、企業が必要とするタイミングで適切なアドバイスを得ることができます。

また、リテーナー契約は長期的な視点で広報戦略を練り上げるのに適しており、単発的な取り組みでは得られない継続的な成果を追求することが可能です。

このため、広報活動の基盤をしっかり築きたい企業にとっては、リテーナー契約一択と言えるでしょう。

スポット契約

スポット契約は、特定のプロジェクトや短期間の取り組みに対して、一度きりのコンサルティングを依頼する契約形態です。具体的には、新商品のリリースや特定のイベントのPRなど、単発的なニーズに応じて利用されることが多いです。

スポット契約は短期的な問題解決や迅速な成果を求める場合に便利ですが、長期的な課題解決には向いていないというデメリットがあります。

特に、スポットでコンサルティングを受けた後に、結局「どこから手を付けるべきかわからない」「やることはわかったけど自走するのが難しい」といった課題が生じるケースが多いです。PRの知識を知ったとしても、経験がなければそれを実装することは非常に難しいです。このように、知識と経験に大きなギャップがあるため、単発のアドバイスでは十分に活用しきれない可能性があるのです。

そのため、広報活動を長期的に成功させたい場合は、リテナー契約の方が効果的とも言えます。

まとめ:自社の課題に合った形で導入することが重要

PR会社

PRコンサルタントの導入は、戦略的なPR活動を展開し、企業のブランド価値を向上させるための大きな助けとなります。

広報戦略立案やメディアリレーションズ、SNS運用といった幅広い業務を専門家の視点でサポートすることで、自社だけでは取り組めないところまでPR活動を進めることができます。リテーナー契約とスポット契約それぞれの特性を理解し、自社の課題に合った形で導入することが重要です。

シェイプウィンでは、SNS、SEO、PRを含む多角的なマーケティング支援を提供しています。包括的な視点から、企業の成長を後押しする戦略を一緒に構築していきますので、ぜひ一度ご相談ください。

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編集部
広報PRとデジタルマーケティング支援をするシェイプウィンスタッフおよびパートナースタッフによる編集記事です。メディアリレーションズやプレスリリース、メディア露出、ソーシャルメディア、インフルエンサー、SEO、マーケティングなど様々なジャンルを取り扱っており、基本用語から広報初心者やマーケティング担当者に役立つ情報をお届けします。