訪日米国人の半数以上が、日本で「言語」と「食事マナー」に戸惑い

~食は高評価、コミュニケーション課題が浮き彫りに~

シェイプウィン株式会社では、過去1年以内に日本を訪れたアメリカ人観光客300名を対象に「訪日アメリカ人観光客の日本滞在に関する意識調査」を実施しました。

その結果、半数以上が「言語の壁」と「日本独自の食事マナー」に苦戦している実態が浮き彫りとなりました。一方で、日本の「食・食体験」は旅行中に最も満足度の高い体験に選ばれており、「大好きだが、作法が分からず戸惑う」という、インバウンド客が抱える特有のジレンマが明らかになりました。

調査結果の概要

  • 半数以上(53.9%) が、「言語の壁」を訪日中の最大の課題と回答。
  • 半数以上(53.3%) が、日本の食事マナーに混乱したと指摘。
  • 3人に1人(34.8%) が、クレジットカードよりも現金支払いを重視する日本の状況に不満を感じている。
  • 課題が多い一方で、4割以上(44.1%)が、日本旅行で最も楽しかったのは「食事・食体験」と回答。

◼️「日本食は最高、でも作法は……」観光客が抱える“矛盾した本音”

調査の結果、アメリカ人観光客が最もストレスを感じる文化的側面は「食事マナー(53.3%)」であることが判明しました。これに次いで、現金を好む文化(34.8%)、公共交通機関でのマナー(33.5%)、公共のゴミ箱の少なさ(23.1%)など、日本独自の生活習慣への戸惑いが挙げられています。

興味深いのは、こうした課題を抱えながらも、4割以上(44.1%)が「日本旅行で最も楽しかった体験」として「食事・食体験」を挙げている点です。

日本料理は、東アジアの中でも際立って独自性が高く、東京は世界最多のミシュラン星付きレストランを誇る「美食都市」として不動の地位を築いています。しかし、その質の高さゆえに、「期待は大きいが、ルールが分からず不安」という、インバウンド客特有のジレンマが生じている実態が浮き彫りとなりました。

◼️拡大するインバウンドと求められる“伝わるコミュニケーション”

日本政府観光局(JNTO)によると、2024年4月から2025年4月にかけて訪日外国人観光客数は28.5%増加。中でもアメリカ人観光客は43%増と、大きな伸びを見せています。

しかし、観光客を迎え入れる現場の「コミュニケーション」は危機的な状況にあります。

  • 日本語の壁: 米国国務省付属機関(FSI)は、日本語を英語話者にとって最難関の「カテゴリーIV」に分類(1)
  • 日本の英語力低下: 2025年版のEF英語能力指数(EF EPI)では、日本は世界96位と過去最低を更新(2)。

この「言葉の壁」が、観光体験の質を阻む最大の要因となっています。今後さらにインバウンドが拡大する中で、飲食業や観光関連産業に従事する方々が、少なくとも実務レベルの英語を理解することの重要性は一層高まっています。
明確なコミュニケーションは、訪日客と日本人双方のストレスを軽減し、より良い観光体験につながると考えられます。

本調査では、旅行の理由、滞在期間、再訪の可能性など、多角的な視点から訪日客の本音を探っています。調査の全容は、ShapeWin公式ブログにて公開しています。

▶ 調査詳細・全文は、こちら
*1 出典: Foreign Language Training(U.S. Department of State)
*2 出典: The world’s largest ranking of countries and regions by English skills(EF EPI)

◼️調査概要

  • 調査時期:2025年12月
  • 調査方法:インターネット調査
  • 対象:過去12か月以内に日本を訪れた米国人観光客300名以上
  • 年齢層:18〜41歳
  • 設問数:全14問(選択式)

◼️引用・転載の際のお願い

調査結果を引用・転載される際には、以下2点のご対応をお願い申し上げます。
・「広報PRとデジタルマーケティング支援を行うシェイプウィン調べ」の記載
・URL https://www.shapewin.co.jp/  へのリンク記載 

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編集部
広報PRとデジタルマーケティング支援をするシェイプウィンスタッフおよびパートナースタッフによる編集記事です。メディアリレーションズやプレスリリース、メディア露出、ソーシャルメディア、インフルエンサー、SEO、マーケティングなど様々なジャンルを取り扱っており、基本用語から広報初心者やマーケティング担当者に役立つ情報をお届けします。