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ケーススタディ:製造業(メーカー)

Jabra初の会議用ビデオカメラでメディア向け勉強会を開催

デンマーク・コペンハーゲン発のGNグループ。Bluetoothヘッドセットのグローバルブランド『Jabra』で有名な企業の日本法人です。過去には日本とユーラシア大陸を結ぶ通信ケーブルの敷設など日本との関わりも深い企業です。

Jabraは、音質やBluetoohの接続安定性など高度な技術力と北欧ならではのデザイン性が評価されコンシューマー領域だけでなく、業務用のヘッドセットとしても高い世界シェアを保持しています。また、会議用のスピーカーフォン『Jabra Speak』もシェアを伸ばしています。

シェイプウィンでは、広報PRの支援のため、オンライン会議ソリューションの新商品として2019年9月に発売した『Jabra PanaCast』の新製品メディア勉強会の企画と開催を支援しました。

Jabra初のビデオデバイスを発表

Jabra PanaCast
新製品の会議用180°パノラマ・ビデオカメラ『Jabra PanaCast

GNグループは、シリコンバレーのスタートアップ企業『Altia Systems』を1億2500万米ドルで買収したことを2019年2月に発表しました。Altia Systemsは、複数のカメラで撮影した画像を独自開発の画像合成技術を用いてシームレスかつリアルタイムに画像を合成する技術を持っている会社です。Altia Systems がGNグループ傘下に入ったことで、Jabraブランドに初めてビデオカメラ製品が入りました。

新製品の会議用ビデオカメラ『Jabra PanaCast』は、2019年9月20日に発売。3つのカメラの画像をリアルタイムで合成し、シームレスな180°のパノラマ映像を映し出します。これにより、死角をなくし、臨場感の高いビデオ会議を実現します。

ハドルルームのトレンドに触れる勉強会を実施

ハドルルームでのメディア勉強会
ハドルルームでのメディア勉強会

シェイプウィンでは『Jabra PanaCast』をメディア露出するに当たり、プレスリリースでは伝えにくい市場背景やJabraのビジョンなどを伝えるため、発売前のメディア勉強会を企画しました。

製品説明をするだけの発表会では、なかなかメディアが集まりません。プレスリリースには書いていない製品の裏話やメディアが知らない新しい業界動向など貴重な話を用意することでメディアの興味をかき立てます。今回の勉強会では、企業の会議室動向が変わってきているというトレンドからメディアにアプローチしました。

世界では、大会議室ではなくハドルルーム(4〜6名程度の小規模会議室)の活用と導入が増えているトレンド(フロスト&サリバン調査)があります。昨今の働き方改革の流れにより、企業の拠点間のミーティングや社外企業とのミーティングなどでビデオ会議を採用するケースが増えているからです。ただし、小規模会議室へのビデオ会議システム導入にはいくつかハードルがあります。システムが高額であったり、広角カメラであっても死角が生じたりするからです。

ハドルルームのグローバルトレンドから考える日本市場の戦略や導入障壁となっているカメラの死角やシステムの価格をクリアするソリューションとして、Jabra PanaCastの導入を勧めるというストーリーでメディア露出を図りまし。この他にも顔認証によるインテリジェントズーム機能など多数の機能を備えており、体験してもらうことでメディアの満足度を高め、記事の深みを得ようと考えたのです。

結果として、一般的にメディア露出先の少ないといわれているBtoB製品にもかかわらず、10名以上のメディアが出席し、ガジェット系、エンタープライズIT系、ビジネス系などのメディアで露出をすることができました。

メディアを誘致して取材をしてもらう勉強会を活用したPR方法は、コンテンツがすべてです。ターゲットメディアの動向や興味に合わせて、メディアが出席したくなるコンテンツを用意することが成功への鍵となります。

クライアント:GNオーディオジャパン株式会社(Jabra)